ホームページ制作の流れ
1.ご提案
リアライズでは、お客様との直接のコミュニケーションを何よりも重視しております。ホームページの制作、及びWEBサイトのリニューアルに際して、お客様のオフィスや店舗にご訪問し直接対面でのご提案させていただきます。この対面式のご提案を通じて、ビジネスの方向性や戦略をより深く理解し、最適なサービスを提供したいと考えております。
初回の打ち合わせでは、どういったホームページを制作したいのか、サイトのデザイン、市場の動向、競合状況、顧客の属性など、様々な要因を詳細に分析いたします。若年層を主なターゲットとする場合、モバイル対応のサイト提案を優先することもあります。一方、BtoBの取引を中心とするビジネスモデルの場合、PC向けのサイト制作を中心に考えることもございます。どんなシチュエーションであっても、お客様のニーズを第一に考え、最適な提案をさせていただきます。余計なコストや不要な機能を強要することはございません。
新初回お打ち合わせで検討する主な内容
目的と目標の明確化:お客様がホームページを通じて達成したい目的や目標は何かをお聴き取りいたします。
ブランド認知度の向上と商品やサービスの販売促進によっても異なります。また、ホームページによっては新規顧客の獲得よりも顧客とのコミュニケーション強化するためのものもあります。これらを考えずホームページを制作してしまうと確かに綺麗なホームページは出来たものの、まったく役に立たないホームページになってしまう可能性もあります。リアライズでは特にホームページ制作の目的と目標は深く掘り下げてお客様とお話をさせていただきます。
ターゲットオーディエンス:どのようなユーザーをターゲットにしているかを明確にする。
同じ栃木県内であっても宇都宮と那須や日光など観光地とではターゲットは異なります。年齢層、性別、興味・関心、地域など、ターゲットユーザーの特性を理解することがサイト閲覧者の満足度を高め、集客や求人に繋がりますのでターゲットの選定は慎重に検討します。
コンテンツと機能性:どのようなコンテンツを掲載するか(テキスト、画像、動画など)。
オンライン予約、Eコマース、ブログ、フォーム、ソーシャルメディア連携など必要な機能をどこまで導入するかも大切です。また、逆にどれだけ省くかも実は同じく大切です。特にホームページのリニューアルをご依頼されるとき、既存のホームページを見るとまったく使われていない機能が設置されていることがあります。サイトに訪れたユーザーが無駄な機能が多いばっかりに離脱するようでは本末転倒です。よくあるのは数年前から更新の停まったブログも考えものです。今後、一か月に1回でも継続して更新していくのであればそのまま残すのもいいですが、更新する予定がないのであれば思い切ってなくしてしまうのも一法です。何年も前から更新が停まったままのホームページを見たことがあると思いますが、そういったお店でなにか購入しようと思いますか。盛り上がっていた感情が急にしぼんでしまうと思います。ブログを例にしましたが、それ以外にもよくあるのがやたらと複雑なお問い合わせフォームです。気軽にお問い合わせをしたいだけなのにあらゆる個人情報を入力させられた挙句、入力エラーが表示されてやり直しになるとそれだけでストレスです。機能は設置したままでもそういったところを見直す必要もあります。残すものと省くもの、新たに導入するものをサイトに訪れるユーザー目線で考えます。
デザインとブランドイメージ:お客様のブランドイメージやデザインの好み。
既存のブランディング資料(ロゴ、カラースキーム、フォントなど)の有無の確認。ホームページのみならず、新規で店舗を作る場合など店舗のイメージとホームページのデザインがイコールで結ばれることが理想です。ホームページが格調高いフォーマルな作りなのに実際の店舗はカジュアルポップなお店であると訪れたお客は混乱します。あまりないとは思いますが、ホームページではスーツを着た男女が案内をしているのにも関わらず、実際の営業は私服であると、これも混乱の原因です。こういったことがないよう、綺麗なホームページを作ることのみに捉われず、実際の商品やサービスを踏まえてサイトをデザインする必要があります。
予算とスケジュール:プロジェクトの予算範囲。
リアライズでは料金を明確にお知らせしていますが、当然ながら当サイトに掲載されている料金はベーシックなタイプのページ数です。一般的な企業サイトである10ページ前後を前提として料金を表示させています。これが商品やサービスの数が多ければ金額が変わってきます。私たちもビジネスで営業している以上、金銭的に出来ることと出来ないことがあります。もちろんそれは依頼されるお客様同じです。そこらへんを話し合いですり合わせが出来るのか、どう頑張っても歩み寄りは出来ぬ範囲のものなのか、互いに明確にする必要があります。納品希望日やサイト公開の日時も同様です。後々トラブルにならぬようきちんと話し合いをいたします。
サイトのメンテナンスや更新の計画:長期的なサポートや管理のニーズ。
定期的に商品やサービスが異なるサイトと一度商品が決まると暫くの間、特に変更がないサイトとではサイトのメンテナンス頻度も異なります。また、建設・建築業や外構工事、エステサロン・美容室のビフォーアフターなど、商品は変わらずとも、施工や施術の事例を頻繁に更新するサイトがあります。その事例も弊社が行うのか、お客様側で行うかによっても異なります。お客様側で行うのであれば、ホームページに詳しい人が更新をするのか、それともあまりホームページやパソコンの操作に詳しくない方がするのかによっても管理の仕方は変わってきますのでそこもきちんと話し合う必要があります。
その他の要望や質問:お客様の追加要望や特別な要件。
お客様からの質問や懸念事項もあると思います。特に法律が密接に関わってくる業種であるとホームページでの表現の方法にも制約があります。以前、薬品販売のホームページを制作したことがあります。もちろん、サイトのオーナーは現役の薬剤師さんです。その薬剤師さんが念入りに考えて作ったホームページでも保健所から○○の部分の表現はマズいので訂正するようにとクレームが入りました。訂正することで事なきを得ましたが、こういったこともありますので予めいっておきたいことがございましたら何なりとお申し付けください。
新しい事業始める前に要確認
事業の内容によっては「○○許可」や「○○県公安委員会届済」なども法令上の許可が必要な場合があります。これらの認識がなく、新事業を始めると、最悪の場合、業務開始後に必要な許可がないことが発覚して、行政の指導を受けたり、最悪の場合、業務停止や逮捕など、厳しい処分を受けることがありますので必ず開業しようとしている業務については法令上の許可や届出が必要であるかを調べておく必要があります。
たとえば、最近は新型コロナウイルスの感染拡大にともない、弁当販売や食品のネット通販を考える飲食店も多いと思いますが、状況や内容によってはも営業設備の変更届出や各種製造販売の許可が必要になることがありますので、必ず最寄りの保健所や市町村役場、最寄りの商工会議所に相談してから始めてください。
その他、様々な法令上の決まりがありますが、残念ながら我々もすべての法律に詳しいわけではありませんので、事業者の責務として、開業前に茨城県や各市町村役場、商工会議所、若しくは弁護士、司法書士、行政書士など、法律に詳しい方に一度ご相談することをお薦めいたします。
飲食業での要注意
食品衛生法に基づく営業許可
◆仕出し、弁当販売→営業設備の変更届出等
◆手作りケーキ・菓子のテイクアウト、ネット通販→菓子製造業許可
◆焼肉・バーベキュー用のお肉持ち帰りセット→食肉販売業許可
◆冷凍食品の製造・販売→食品の冷凍または冷蔵業許可
その他よくあるご相談
◆手作り石けんやオリジナルの化粧品を販売した→医薬品製造販売業許可
◆中古品を売買したい→古物商許可
◆旅行プランを作り、宿泊予約やチケット手配を代行して来客誘致をしたい→旅行業登録
◆人材紹介やマッチングをしたい→人材派遣・職業紹介業許可
◆探偵や調査業務を行いたい→探偵業の届出
◆エアコンや防犯カメラの取付・取り外し→電気工事士の資格が必要
新たなサービスをするときは必ず法令上の許可・届出の有無を確認してください。また、今まで従事していた職業から独立して同じ職業をする場合にも注意が必要です。元の会社がなにも届出を出していなかったら自分も大丈夫だろうと安易に考えて開業すると、実は様々な法律上の制約を受ける職業だったということがあります。
2.ホームページ制作のお申込み
弊社の提案する企画書にご納得頂けた場合は正式なお申し込みとなります。後々のトラブル防止のため正式な契約書を交わします。
リアライズではコンプライアンス遵守を徹底しているため、細かい文字で見づらい契約書ではなく、担当者が条項を一つ一つ懇切丁寧にご説明いたしますからご安心ください。ご不明な点や不審な点がございましたら遠慮なくお申しつけください、誠実に対応いたします。
3.ホームページ制作着手
お申し込み後はホームページの制作に取り掛かります。
ホームページの運営目的に沿って、ワードプレス、HTML5、ショップ作成ツール(BASE、ストアーショップサーブ、ECキューブ等)などを使用するかを決定します。なお、ネットショップ以外の通常ホームページの場合、お客様からの特別な指示がない限り、検索エンジンに強いWordPress(ワードプレス)利用してホームページを制作いたします。
※注意、現在はMovable Type(ムーバブルタイプ)を使っての制作は行っておりません。Movable Type(ムーバブルタイプ)を使ったホームページ制作をご希望のお客様は制作をお断りさせて頂きます。
WordPressの活発な開発ペースは、ユーザーが常に新しい機能やセキュリティのアップデートを享受できる環境を保証しています。これに対し、Movable Typeは時折、開発の速度が遅いとの声が聞かれることもあります。また、ユーザビリティの面でも、新規ユーザーがWordPressのインターフェースをより直感的に感じることは、その普及の要因の一つと言えるでしょう。
さらに、コストの観点からも、WordPressの無料での利用が可能である点は、多くのユーザーにとって大きな魅力です。Movable Typeが商用版でライセンス料を必要とすることがあるのに対して、WordPressはそのハードルを感じさせないのは大きなアドバンテージと言えます。ドキュメントの充実度やサポートの手厚さも、CMSの選択を左右する重要な要因です。この点でも、WordPressのサポートは多言語にわたり、情報の収集が容易であることが多いです。
以上の点から、現代のウェブ環境下でのCMSの選択において、WordPressが多くのユーザーに支持されている理由は明らかであり、Movable Typeでの制作は時代にそぐわないと考えているため現在はすべて停止しております。
4.制作期間
簡易式ホームページプランの場合、1週間前後、一般的なホームページ制作の場合ですと30日前後、ネットショップですと、40日前後頂いております。
※制作日数はあくまでも目安です。お客様にご提出頂く、テキスト(掲載する文章)や写真が遅れますとその分完成も遅れます。余裕を持って計画を立て、写真や文章をご用意してください。
5.仮アップ
制作完了後は正式アップロード前にサイトを御覧頂き、動作のチェック、誤字、写真の間違い等がないかご確認願います。
問題がなければ正式アップロードとなります。文字や色など、修正点があればお気軽にお申しつけください。
6.ホームページの正式公開
ホームページ完成後は正式公開となります。
ご希望により、無料でグーグルサーチコンソールツール(旧ウェブマスターツール) 登録とグーグルマイビジネス登録、Googleアナリティクス登録を行います。
※Googleサーチコンソール・・・Googleサーチコンソールは、Googleが提供する無料のサービスで、ウェブサイトの検索エンジン最適化(SEO)のパフォーマンスを監視、管理、そして改善するためのツールです。ウェブサイトの所有者や管理者は、Googleの検索結果における自サイトの表示状況やランキング、クリックスルーレート、サイトへのリンク情報などを詳細に分析することができます。また、サイトのクロールエラーやセキュリティ問題などの技術的な問題を検出し、対処するための情報も提供されます。これにより、ウェブサイトの検索パフォーマンスを最適化し、より多くのユーザーに内容を届けるための洞察を得ることができます。
Googleマイビジネス・・・Googleマイビジネスは、Googleが提供する無料のビジネスリスティングサービスです。企業や店舗は、自身の事業情報(住所、電話番号、営業時間など)を登録し、Google検索やGoogleマップ上に表示させることができます。これにより、検索ユーザーは、近くの店舗やサービスを容易に見つけることができるようになります。さらに、ユーザーからのレビューや質問への返答、写真の投稿などを通じて、ビジネスの信頼性や認知度を高めることができるツールとしても活用されています。
Googleアナリティクス・・・Googleアナリティクスは、Googleが提供する無料のウェブ解析ツールです。ウェブサイトやアプリの訪問者の動向、トラフィックの源泉、ユーザーの滞在時間やページビュー数など、さまざまな指標を詳細に測定・分析することができます。これにより、ウェブサイトの運営者やマーケターは、ユーザーの行動を理解し、サイトの改善やマーケティング戦略の最適化に役立てることができます。
7.ホームページ運営のサポート
テストアップ時や公開後のチェックで気付かなかった不具合が、暫く経ってから気付くこともあります。また、顧客に指摘されて誤った情報が掲載されていることに気付くこともあります。制作会社によっては納品後(ホームページの公開後)の修正は追加費用が発生するところもありますが、リアライズでは一年間の無償更新サービスがついておりますのでご安心ください。また、ホームページ公開から一年後に再度保守契約を結ぶことが出来、保守契約の内容は以下の通りになります。
- レンタルWEBサーバー・ドメイン契約の管理
- WEBサーバーの監視・障害対応
- CMSなどの保守管理とバックアップ
- データのバックアップ
- 値段の修正、写真の更生など軽微な修正(追加で新たなページを作成する場合は別途見積)
- 操作方法などテクニカルサポート
- SEO対策・WEBマーケティングの簡易サポート
一年間のメンテナンス無償期間後は年間3万円の保守契約料をお支払いいただくことで上記のサービスが有効になります。但し、アクセス解析や運用コンサルティングは含まれませんのでご注文ください。また、自社で管理をする、或いは別の方や別の業者に依頼するということも可能です。
実際に起こりえる不具合の例
インターネットの世界はまさに日進月歩です。日々どんどん技術が進化しており、わずか数年で技術が使われなくなってしまうということも少なくなく、事実、一時隆盛を誇ったフラッシュ動画など、現在は使用が認められておらず、検索結果にもフラッシュの使用は悪影響を及ぼします。
OSのアップデートによる表示の崩れ
インターネットエクスプローラー(通称IE)がedgeに変わり、パソコンのブラウザも大幅に変わりました。また、Android、iOS(Appleが開発・提供する、iPhoneとiPod touch向けのモバイルオペレーティングシステム)など日々刻々と変化しており、OSが変わるたびに不具合が生じることも可能性としてはゼロではありませんのでメンテナンスが必要になります。
サーバーセキュリティへの対応
マルウエアやウイルス感染など、サーバーセキュリティをしっかり行っていないと、ホームページやブログが改ざんされてしまったということが起こりえます。弊社では別事業としてWordPress救急隊というWordPressに特化したサイトの修復サービスを行っていますが、月に何件もサイト改ざんの修復依頼を受けます。オフィシャルのホームページが破損してしまうと、顧客からの信用も低下してしまい、場合によってはGoogleのブラックリスト判定に引っかかって、企業名を検索してもヒットしないという事態にも陥る可能性があります。レンタルサーバーのセキュリティ管理は大変重要です。