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ホームページ制作の目的について

こんにちはウェブデザイナーのKです。今回はホームページを作る目的について少し話したいと思います。この目的がぼやけてしまうとホームページがただあるだけになってしまいます。なんとなくまわりの同業他社を見てもホームページがあるからうちも作ろうかという動機であるとかなりの高確率でホームページの集客に失敗します。

ホームページの目的をはっきりさせる

当然ながらホームページを作る目的をしっかり定めることから始めましょう。何のためのホームページなのか、それを明確にすることが大切です。売り上げを伸ばすためなのか、ブランドの知名度を上げるためなのか、目的によってデザインも変わってきますからね。中には初めから集客は望んでいない、取引先は主に公共機関や大手企業からの下請け、その際に自社ホームページがないと色々まずいからとりあえず作っておこうという企業もあります。いわゆるタウンページ(企業版電話帳)代わりのホームページです。

それはそれでいいと思います。企業名で検索したときにホームページが表示され、会社概要が分かればいいという「目的」を十分に果たしているからです。

また、ブランディングイメージを向上させる目的のホームページも割りと近いものがあります。ルイ・ヴィトンのホームページを見てもらえば分かると思いますが、一応商品に値段はついていますがあまりセールスを重視していないように見えます。ヴィトンの場合、ホームページでバッグや小物を売ろうとするよりもむしろルイ・ヴィトンの持つブランディングイメージを確立させることが「目的」だからです。だからこそ、有名なモデルさんを使い、写真の写し方などにもこだわっています。「ルイ・ヴィトン」と検索して来てくれる方を対象にしてます。「セカンドバッグ」や「財布」といったキーワードからルイ・ヴィトンのホームページに越させようという意図は恐らくですが皆無です。財布をネット検索していたらたまたまルイ・ヴィトンのサイトに行きついたといったことはまずあり得ないでしょう。

では、こういった認知度を向上させるためのホームページとは違って実際に商品やサービスを販売するサイトの場合です。

特に売り上げを伸ばすためのホームページであれば商品やサービスそのものが大切であって、乱暴な言い方をすれば売っている会社や店舗はどうだっていいと考える方もいらっしゃいます。特に通販であれば場所が宇都宮市内だろうが、東京都内だろうが、どうでもいいです。実際、楽天モールで買い物をしたことがある方も多いと思いますが、あれはご存知のとおり、楽天が販売しているわけではありません。たまに「これ楽天で買ったの」といっておられる方がいらっしゃいますが、楽天モールという百貨店の中にテナントを借りている〇〇のお店から買ってるわけです。

つまり、具体的な店名を意識していないどころか、まったく分かっていません。大事なのは目的の商品があるかないかです。

もちろん、○○店が販売している商品だから安心、だから○○店から購入する場合もあるでしょうから一概にはいえませんが、例えばリフォーム会社を経営していらっしゃる方であれば商材を絞って、サイトの名前は「宇都宮エコキュート工事ネット」とするのも面白いと思いますし、実際そういった営業スタイルでウェブマーケティングを展開している会社もあります。

要はどういった目的で自社のホームページを立ち上げるかです。

ただ、リフォーム屋さんを例に取れば、新規創業のリフォーム会社が漠然と他のリフォーム屋さんと同じようなホームページを作っても効果は懐疑的です。何故ならリフォーム会社は宇都宮だけでもかなりあります。栃木県内になるといくらあるのかわかりません。試しに「宇都宮 リフォーム」と検索すると、たくさんのリフォーム会社がヒットします。当然、なかにはウェブマーケティングに力を入れている会社もあると思います。そういったなかで新規創業のリフォーム会社がいきなり検索上位に表示されるわけはなく、暫くの間、ネット集客は苦戦するのが常です。

最近のGoogle検索は実際の施工事例やお客様の感想・口コミを重視します。施工事例がたくさん掲載されており、利用客の感想がいっぱい載っているサイトの方が上位表示されます。

なかにはそんなことをいったって、創業したばかりで施工事例はないよと仰られる方がおりますが、あくまでも事実を述べているだけです。新規創業のお店の施工事例の有り無しなどGoogleにすればどうしでもいい話です。新規創業だから大目に見てあげようなんてことはありません。

ですから、暫くは地道にネット以外の営業で集客をして、仕事が決まればお客様から撮影の許可と感想を頂くようにお願いする、集まった施工事例はその都度自社ホームページにアップする、このくり返しでやっと1年後ぐらいに検索1ページ目の下の方に出てくるかなといった感じです。

そんな悠長なことはいってられないよと仰られても、私は事実を事実として述べているだけです。今から15年ぐらい前であれば被リンクを貼りまくる、背景に同色でキーワードをひたすら埋め込むなど、裏技的な方法を取り入れさえすれば割りとすぐに検索上位表示されたのは事実です。でも、現在、そんな裏技は一切通用しません。必要なのは正しいHTML記述とコンテンツの充実です。むしろ、HTML記述はさほど重要ではなく、HTMLタグの付け方は乱暴でもコンテンツが充実されていれば上位表示されます。極端な話、タイトルタグとh1タグさえ、使い方を間違わなければその他のHTMLタグ、ぶっちゃけそこまで気を付ける必要がないのではと思っています。

それは理屈を考えれば明らかだと思います。ウェブデザインの専門学校で習う教科書通りのHTMLで記述してサイトを制作する、確かにコードの文法は間違っていない、ただ内容がありきたりでコンテンツがスカスカのサイト、片や多少HTMLに使い方に問題はありますが、内容は独創性に優れ、読者のためになる内容の記事が書いてあるサイト、どちらが検索エンジンユーザーにとって有益化といえば当然後者です。

十数年前であればHTMLの記述にこだわっているサイトが上位表示されましたが、Googleはハミングバードと呼ばれる新しい検索アルゴリズムを導入しました。ハミングバードアップデートは、単に検索されたキーワードに対する結果を返すのではなく、ユーザーの「検索意図」を理解しようとするもので、Googleがより自然言語に近い検索クエリの理解を目指したことを意味しています。要はより内容を重視するようになったといえます。実際に内容が濃いサイトは多少HTMLの記述がおかしくとも検索上位に表示されています。

それだけコンテンツの充実をGoogleが重視している証でもあるでしょう。

コンテンツの充実は業者業態によっても異なります。医療機関であれば診療内容や院内の設備、医師の経歴や専門など、バリアフリー化されているか、来院へのルート案内など、患者にとって有益な情報がそこに掲載されているかです。同じようにリフォーム会社の場合は扱っているメーカーや値段もそうですが、利用客にとって必要なのは得意なリフォーム分野はなにか、どれだけ件数をこなして、利用した顧客からどのような感想を頂いているかなどです。極論をいえば取り引きしているメーカーや値段は誰でも書けますが、実際のクオリティは実際に施工をしている会社でないとわかりません。

ネットで集客したいからホームページを作りたいのにそれじゃなんのためのホームページか分からないとご立腹されるかもしれませんが、だからこそ、先程述べた特定の業種に特化したホームページで活路を見い出すのもありなんじゃないかと思います。

予算に余裕があるのであれば会社の自社ホームページは自社ホームページとして作り、その他に特定のサービスや商品に絞ったホームページを作るのがいいと思います。

特に初めてホームページを作られる方に多い勘違いとしてあるのが、ネットであれば集客は簡単なんだろうと思われがちなところです。厳しい言い方ですがまったくそんなことはありません。むしろ、新聞折込やポスティングの方が即効性はあるぐらいです。

それゆえ、まずはホームページ制作の目的をよく考え、そのうえで長期的な視野で集客や求人をしていくのが遠回りのようで結局のところ近道だったりします。

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