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7.82022
見えないSEO対策
今回の話はまったくの妄想です。なんの根拠もありません。聞き流してくださってまったく問題はありません。
一般的にSEO対策というと、内部対策と外部対策に分かれます。外部対策は他力本願な部分もありますが、基本的にはサイトの運営者が自身で出来る施策に違いはありません。
しかしながら、私は目に見えないもう一つのSEO対策があるのではないかと常々考えています。
たとえばホームページもフェイスブックも持っていない人気のパン屋さんがあるとします。でも「地域名+パン屋」と検索すると何故か人気のパン屋さんが記された個人ブログが上位に表示されることがあります。個人ブログですからSEO対策もなにもされておらず、記事はスカスカです、にもかかわらず上位に表示されています。
Googleのサービスの大半は無料です。検索エンジンはおろか、グーグルマップもGmailも無料です。もちろん、相応の広告は表示されますが原則無料です。
いったいGoogleは何故無料でそういったサービスを提供しているのかということです。
慈善事業でしょうか?
違うはずです。
個人の情報取得を目的としているはずです。
今どきはお年寄りですらスマートフォンを当たり前のように持っている時代です。当然、GPS機能をオンにして位置情報を明らかにしている人が大半でしょう。そもそもお年寄りの中にはそういう機能があることも知らず、スマホを買ったときにショップの店員さんに設定をされたままという方も多いと思われます。また、使い勝手の面から携帯会社で提供されるキャリアのメールよりもGmailの方が使い勝手がよく、むしろドコモやソフトバンクのキャリアメールは殆ど使っていないという方が多いのではないでしょうか。下手するとまったく使っていない方の方が実際は多いのかもしれません。
つまりいったいなにが言いたいのかというと、スマートフォンの位置情報やGmailの会話内容などを分析することによって、〇〇地区での人気のパン屋は〇〇パン店と類推することが可能でしょう。知られていない情報をWEBサイトを通じて世間一般に広く知らしめるのもグーグル検索の目的の一つですが、当然、ベーシックな情報が抜け落ちているようでは検索エンジンとして片手落ちです。
何かしらのSEO対策を講じて検索では上位に表示されているパン屋さんのホームページがあったとします。でも、地域住民の評価はまったく別で、ホームページなどはないものの、いつも賑わっている〇〇パン店の方が地元民には美味しいパン屋として認識されています。
むろん、Googleの社員が両方のパンを食べ比べて優劣をつけるなんてことはしません(個人的に食べ比べが趣味でやっている社員はいるかもしれませんが)。
結局はビッグデータを分析して、〇〇パン店の方を上位に表示した方がよいと判断しているのではないかということです。
もちろん、GoogleはSEO対策の答えを一切発表しておりませんから、私がまったく見当違いのことを言っているということも十分あり得ます。
でも、Googleの技術があれば自社ツールのみならず、ツイッターやフェイスブックはもちろんこと、WEB上には公開されていないLINEのトラフィックも分析できるのではないかと思うのです。そういう様々なデータももしかするとSEO対策には含まれるのではないかと思うのですが、どうでしょうか。
「なにをバカなことをいっているんだ?」と一笑に付されても私は反論出来ません。ただ、事実は小説よりも奇なりで不可解な検索結果を目にすることが多いのも事実です。
だからといってこの第三のSEO対策に対してなにか有効な手立てがあるのかといえばそれはありません。
強いて言えば自社サービスの見直しでしょうか。
ホームページを見て何がしかのサービスを利用する。そのサービスが満足できるものであればまた定期的にホームページを見ることでしょう。しかし、そのサービスが詐欺まがいとまでは言えないもののまったく魅力のないサービスであれば再度ホームページを見ることはないでしょう。これがあなただけの行動ではなく、多くの人がそういう行動を取ったとすればどうでしょうか。Googleはホームページこそ立派だが、実際のサービスは消費者に支持されない無益なものであろうと判断するでしょう。位置情報を解析してみても店舗の利用は皆さん一回こっきり。
こういうお店を果たして検索結果上位に表示していいのかという壁にぶつかります。だからこそ、自社の商品やサービスは常に誠実なものを消費者に提供するべきだと思うのです。それには対応するスタッフの態度も含まれます。
自社ホームページの検索エンジン対策として、内部対策、外部対策をするのはもちろん最優先ですが、自社が提供する実際のサービスや商品の質も高めていく必要があると思うのです。
今回のお話はHTMLタグの付け方などと違って、まったく根拠のない話です。ですが、商品やサービスの性能をよくする、スタッフの応対の態度をよくする、これはビジネスをするうえで欠かすことの出来ない、肝となる話だと思います、もちろん業種業態にもよりますが、本来複数回の利用を想定される商品やサービスであるのに、リピーターがまったくいないというのであればSEO対策云々とは別に、もう一度原点に立ち戻って、果たして自社の商品は消費者にとって有益なのであろうか、応対するスタッフの言葉遣いや身だしなみは適切なのかということを見直すことは決して無駄ではないはずです。
リアライズのSEO対策に関する考え方はこちら
https://www.tochigi-realize.com/seo/