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2.282022
ホームページリニューアルを終えて
この度、リアライズではホームページを全面刷新致しました。
前回のリニューアルが2019年の4月ですからほぼ3年ぶりです。これまでのホームページ自体、特に古臭く感じるということはなく、今でも十分通用するホームページであると自負しているのですが、定期的にサイトを更新することもSEO対策に繋がりますから今回自社ホームページをリニューアル致しました。
とはいえ、リニューアルに着手したのは約半年前です。お客様にご依頼されている制作やサイトリニューアルの仕事を後にして自社ホームページのリニューアルは出来ませんから、どうしても時間がかかってしまいました。
少し前、2ちゃんねるの創設者である西村博之さんが動画で面白いことを言っていました。
「WEB制作会社にホームページの制作を依頼する場合は自社ホームページの更新が滞っているWEB制作会社を選んでください」と。
動画を見ていて、いやー、分かるわ~と妙に納得した覚えがあります。リアライズが同業他社と比べてどれだけ忙しいかは分かりませんが、コロナ元年ともいえる2019年は別にして、今のところ、仕事が途切れるということはなく、ボチボチ忙しくさせていただいております。
そのため、自社ホームページをリニューアルしたいと思っても、なかなかこちらまで手が回らず、後手後手になってしまいます。まさに西村さんが言っている通りです。
しかし、だからといって手をこまねいていると異常に新陳代謝が早いWEB制作業界に於いてはあっという間に取り残されてしまいます。ですから、少しずつ自社ホームページの構築をはじめ、半年かけてやっと昨日、日の目を見たというのが経緯です。
新規で創業する方を除けば、今、弊社にホームページの制作をご依頼される方の殆どがサイトのリニューアル案件です。
WEB制作業界はオワコン(一時は栄えていたが現在では見捨てられてしまったこと、終わってしまったコンテンツの略)と言われて久しく、実際、7年ぐらい前に一旦終止符が打たれたかのように思われました。XHTMLといわれる簡略簡素化されたWEBサイト制作技術が策定され、本屋さんからホームページ制作の書籍を買って来て、少し勉強すれば簡単にホームページが出来てしまう時代になってしまったのです。実際、ホームページビルダーと呼ばれるWEB制作ソフトを使ってホームページを作った方も結構いらっしゃたはずです。
そういう危機感がWEB制作業界全体にあったのかは分かりませんが、それから今度はXHTMLの簡素化とは反対にHTML5という難しいWEB制作技術が策定されました。
これがまた本当に厄介。XHTMLは別にプログラミングの知識がなくてもまったく問題なくホームページが制作できます、でも、このHTML5はプログラミングの知識が必要になり、もっと細かいことをいうと、サイトの装飾をするCSSまでもがCSS3となり、かなり複雑化されてしまったのです。
なお、HTML5とCSS3を極めるとスーパーマリオブラザーズのゲームが作れてしまいます。
https://game16.net/burage/actiongame/mario-html5/
がそのサイトです。私にはとても真似出来ませんが、HTML5とCSS3を極めると、こういうことも可能になります。むろん、XHTMLでマリオは作れません。
しかも、HTML5とCSS3、現時点で完成されつくされているわけでなく、日々進化を続けてます。また、最近ではWordPressでホームページを制作することが一般的になりました。WordPressの最大のメリットは更新が簡単でラクということでありますが、更新が簡単だからといってそもそものサイト制作が簡単だというわけではありません。HTML5とCSS3の知識に加え、PHPという新たなプログラミング言語を覚えなくてはなりません。
趣味がプログラミングであるという人であればともかく、会社や店舗のホームページを業務として制作する人からすればここまで勉強するのは相当骨が折れると思いますし、勉強している時間があるのであればその分本業に専念して、ホームページの制作は専門家であるWEB制作会社に任せてしまうというのも頷けます。実際、途中まで自社でホームページ制作をやったが挫折してしまい弊社に依頼される方が少なくありません。
もしかすると、これをお読みの方の中にはXHTMLで簡単にホームページが作れるのであればXHTMLで作ればいいじゃないかといわれる方もおられると思います。もちろん、XHTMLが消滅したわけではなく、今でも存在していますからXHTMLでホームページを作ろうと思えば作れます。
でも、HTML5とCSS3で作られた後にXHTMLで作られたホームページを見ると、圧倒的にショボく見えてしまいます。
競合する同業他社は今風の洗練されたデザインのホームページ、対して自分の会社(店)のホームページは旧来型の古臭いホームページ、ホームページの善し悪しだけが決して商売の優劣をつけるわけではありませんが、一般的に消費者は今風のデザインを選ぶものと思われます。
当然、これは我々WEB制作会社も同様です。
ホームページ制作を謳う企業がデザイン性の欠片もない古臭いホームページであると、果たしてここの会社に制作を依頼しようかとなるのかってことです。
職業柄、あらゆる制作会社のホームページを見させてもらっています。
『ビジネス目的なら見た目より本質にこだわるべき、ホームページの本質は「情報提供」「営業活動」、ユーザー(HPを見る人)は、綺麗さ、美しさは求めていない。』
『ホームページを0から作り上げることもできますが凝ったデザインや表現などは不得手です。』
これ、茨城県内にあるWEB制作会社の自社ホームページに掲載されている文言です。
確かに、どこで買っても同じ物であればホームページのデザインなど正直どうでもよく、在庫があって、商品の値段が他社より安いか、これしか見ません。綺麗なホームページのデザインのお店で10000円で売っている商品がデザイン性の欠如したホームページの別の他社では5000円で買える、常識的に考えて、普通は5000円の方のお店で購入すると思います。私だってそうします。
じゃあ、値段はどちらも同じ10000円の場合はどうでしょうか?もちろん、電話やメールの受け答えや決済のしやすさ、検索表示順位など、それだけでは単純に比較は出来ませんが、殆ど人がファーストインプレッションとして、サイトデザインが綺麗な方で購入をすると思います。また、美容、インテリア、住宅建築、飲食店、宝飾品店など、そもそもの商品がデザイン性を重視するものの場合、古臭いホームページのお店だとそれだけで購買意欲がそがれると思います。美を謳うエステサロンのホームページがおしゃれとは程遠いホームページである場合、ここで施術を受けて、果たして大丈夫だろうかと思ってしまうことでしょう。
なんのビジネスをするにしても、見込み客が足踏みをしてしまう状態は極力排除すべきだと思います。
今はデフレの時代であり、基本的に消費の原動力は抑えられおります、そういう状況ですから、出来る限り、購入の足かせになるようなものは省いていく必要があると思います。そのためには決して押し売りするつもりはなく、ホームページの定期的なリニューアルは必要不可欠なんじゃないかと思います。